三井化学は1月29日、「2024年問題」を背景に安定的な輸送体制の構築と環境負荷低減を目的に、同社の中核拠点である市原工場に近接する千葉港の利用拡大を推進すると発表した。
従来、市原工場周辺への輸入品陸送では東京港を主に利用していたが、千葉港へ切り替えることで、走行距離の短縮や渋滞回避によるGHG(温室効果ガス)排出量削減、トラックドライバーの拘束時間削減が可能となる。
<陸送経路の変更により物流を効率化>
また千葉港はコンテナヤードの混雑が比較的少なく、ドライバーの待機時間がほとんど発生しないことから、限られた人員・車両での安定輸送を後押しする。
同社はシンガポールから輸入する一部製品を対象に、DXを活用して最適な揚港比率を算出。千葉県、船社、物流事業者との協議を重ねた結果、揚港を東京港から千葉港へ集約する取り組みを2025年9月より開始した。
これにより、港から市原周辺倉庫までの陸送におけるGHG排出量およびドライバー工数を約70%削減したという。
今後は千葉港で取り扱う品目のさらなる拡大に加え、他港の活用と併せて、DXによる物流ネットワークの可視化と最適化を進める方針だ。
