日本郵船は7月24日、グループのSymphony Creative Solutions(SCS)が、Ocean Network Express (ONE)とともに、スタートアップ企業を対象としたコンテスト「Ocean of Opportunities Challenge(O3 Challenge) 」の関係者を慰労するパーティーをONE本社で開催したと発表した。
シンガポール海事港湾庁、NUS Enterpriseをはじめとするパートナー企業が出席し、同コンテストで選ばれた上位3つのスタートアップ企業により提案されたソリューションの紹介が行われた。
「O3 Challenge」とはSCSとONEがNUS Enterpriseと共同で、2018年4月から企画、運営したオープンイノベーションを通じた海運業界における新しい価値創造を目的とした世界的なコンテスト。
ONEの7つの実務上の課題を公開し、約50のチームから応募があり、6月6日の最終選考会でONE、シンガポール海事港湾庁、シンガポール国立大学による審査の結果、上位3チームを決定した。
今月からは実務に即したソリューション開発に向けたトライアルをSCSのサポートのもと、ONEの現場で開始した。
ONEとSCSはこの他に、シンガポール海事港湾庁が主催するSmart Port Challenge 2018にもパートナーとして参加し、海事産業全体におけるイノベーション促進にも力を入れている。
なお、ONEとは、川崎汽船、商船三井、日本郵船の定期コンテナ船事業を統合し設置した事業会社。