NSユナイテッド海運が7月31日に発表した2019年3月期第1四半期決算によると、売上高374億5400万円(前年同期比9.1%増)、営業利益19億円(2.6%減)、経常利益18億4000万円(17.7%増)、親会社株主に帰属する四半期当期利益12億400万円(39.1%減)となった。
外航海運事業は、ドライバルクについては、近年の市況回復の影響から、船舶の解撤ペースが大幅に鈍化する一方、期を通じて底堅い輸送需要に支えられ、概ね当初予測どおりの市況水準で推移した。
内航海運事業は、ドライ貨物のうち鉄鋼関連貨物は、鋼材・石灰石輸送が荒天による影響を受けたが、国内製造業・建設業での鋼材需要が堅調で製鉄所の生産量が高水準で推移するなか、副原料を中心に全体の輸送量は前年同期比で増加した。
そのほか、国内需要が上向いたセメント関連貨物や電力関連貨物の輸送量は総じて安定的に推移した。
通期は、売上高1450億円(4.3%増)、営業利益75億円(1.9%増)、経常利益61億円(9.8%増)、親会社株主に帰属する当期利益78億円(17.9%増)を見込んでいる。