川崎汽船は8月8日、JERA向け新造LNG船の命名式を川崎重工業坂出工場において行われ、{ENSHU MARU(遠州丸)」と命名した。
船名は、中部電力の供給エリアの一つである静岡県西部の旧国名「遠州国」に由来する。
エルエヌジー・マリン・トランスポートの運航管理下でJERA向けに投入され、米国テキサス州フリーポートLNGプロジェクトのLNG輸送などに従事し、我が国のエネルギーの安定輸送に貢献する。
運航を通じ、川崎汽船の企業ビジョンでもある「お客さまを第一に考えた高いレベルの物流サービス」を実現していく。
■主要目
船主:Trans Pacific Shipping 4 S.A.
建造造船所:川崎重工業 坂出工場
全長:約293m
型幅:48.9m
タンク容積:16万4700立方m
ボイルオフレート:0.08%/日
推進機関:再熱式蒸気タービン(川崎アドバンストリヒートタービンプラント)
速力:19.5ノット