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ZMP/物流支援ロボットのエントリーパッケージ受注開始

2018年08月28日/IT・機器

ZMPは8月28日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」自律移動モデル1台、追従モデル2台で最初の試験運用に最適な組み合わせをパッケージとして5年リース月額10万円(通常価格月額10万8000円)で提供開始した。

<物流支援ロボットCarriRo>
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2018年11月より出荷を開始するCarriRo自律移動モデル登場に伴い、物流支援ロボットCarriRoの利用シーンが飛躍的に広がっている。

エントリーパッケージでは、CarriRo自律移動モデルを先導車(1台)、追従モデル2台を後続車として使うことで合計3台での無人隊列搬送が可能となる。

比較的手頃な追従モデルを組み合わせることで、圧倒的な効率化をリーズナブルに実現することができる。

人の作業が伴うピッキング時には追従モデルのほうが作業性向上のためには適していたり、積み下ろしの必要のない地点搬送時には自律移動モデルのほうが適している、などの声も多く、顧客現場内でのそれぞれ異なる状況に応じて適した機能を活用できるので、エントリーパッケージとして最適だという。

なお、CarriRoはジョイスティックによる操作ができるドライブモードとビーコン(発信機)を自動追従するカルガモモードを有した台車型物流支援ロボットで、2016年8月より販売を開始している製品。

さらに今回、人の操縦なしに、搭載したカメラでランドマークを認識し自動で走行する自律移動モードが追加された。

CarriRoの機能を活用することで、運搬の生産性を上げることを目的としている。CarriRo単体では、最大150kgの荷物を、CarriRoにオプションのけん引治具を取り付けることで約300kgの荷物を8時間連続で運ぶことができ、倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化や、工場内の工程間搬送に利用することでベルトコンベアやAGV(無人搬送車)を代替することも想定している。

作業負荷が大きく軽減されることにより、これまで重労働と見られていた運搬作業を女性や高齢者でも行えるようになるため、働き手の拡充、雇用の促進にも効果的。

■主な仕様
本体重量:55kg
大きさ:幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm
最大積載荷重:150kg
最大速度:最高時速6km
牽引力:250N(300kg相当)※路面状況や台車の状況による。
充電時間:2時間半
稼働時間:8時間 ※稼働状況によって異なる可能性がある。

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