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コープさっぽろ/ロボット倉庫「オートストア」導入、投資額8.5億円

2018年09月03日/IT・機器

生活協同組合コープさっぽろは8月、江別ドライセットセンター(北海道江別市東野幌町)に、次世代ロボット倉庫システム「Auto Store(オートストア)」を導入し、8月30日記者会見を行った。

<導入したオートストア>
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今年8月より宅配のシステムトドック(約37万世帯利用)において、日用品の取扱いを従来より約170%増の1.6万アイテムに拡大し充実させた。

この大幅な商品アイテム数拡大について、宅配トドック向けピッキング行程にロボット倉庫システム「オートストア」(オカムラ)を導入し、効率的かつ迅速に商品をピッキングすることが可能となった。投資額は8億5000万円。

オートストアは、幅18m、長さ42m、高さ5mの規模で、高密度に収納された1万3594個のビン(コンテナ)を配置し、上部にコンテナを引き上げ・おろすロボット70台が走り回る大規模なもので、国内では最大規模。

これによって宅配の薬や健康食品、洗剤など日用品の取り扱いが8000品目増える。

<オートストアの概要>
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<倉庫の有効高を活用>
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北海道では初の導入事例で、スーパーマーケットの物流事業では 国内初の導入という。

商品をコンテナに入れる入庫ポートが5か所、コンテナから取り出す出庫ポートが12か所の計17ポートで、1時間で1900箱の入出庫を可能にする。

本来、別途倉庫スペースが約600坪・人員配置55名ほど必要試算だったが、オートストア導入により、229坪・35名での配置で、導入により大きく省人化を図れると見込んでいる。

さらに、「労働環境の改善」として、「歩かない・探さない・間違いが 無い」これが解消され、併せて教育指導が簡素である事も導入効果とされている。

宅配事業の取扱い 2万SKU(在庫管理単位)へのステップとして8000SKUの品揃えを実現することで、ドラックストアと同等のアイテム数が近隣での買物が困難な方にも配達することが可能となり、組合員満足の向上と利用人数アップを目指す考え。

設備面では、最大稼働24時間という停まらない物流センターを実現する。

<左から、キャラクターのトドック、コープさっぽろの宅配企画部部長 甲島浩朗氏、宅配事業本部長 小松均氏、北海道ロジサービスの執行役員専務 眞鍋 智幸氏>
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