NECは9月6日、倉庫内作業での要員マネジメントを最適化する「物流リソースマネジメントサービス」を2019年1月より提供開始すると発表した。
このサービスは、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」を活用し、倉庫内作業での要員のリソース計画や要員の適性に合わせた業務アサイン(割り当て)、また、作業負荷状況に合わせた動的な要員の配置を実現するもの。これらの一連のプロセスを通して、倉庫内の作業品質や生産性の向上を支援する。
倉庫内作業での要員リソース計画の策定や要員配置などを行う要員マネジメントは、現場の管理責任者の豊富な経験に基づいて行われていたが、労働者不足や高齢化により、経験豊かな管理者や作業要員の確保が困難となっており、要員マネジメントの効率化、適正化が求められていた。
今年7月には、日通NECロジスティクスで、このサービスを活用した実証を行い、要員の計画やアサイン、現場での要員再配置までをトータルで最適化し、特定のエリア・期間において約10%の生産性向上効果を確認できた。
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