プロロジスは9月10日、埼玉県草加市でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」を開発すると発表した。
＜プロロジスパーク草加完成イメージ＞
埼玉県企業局が整備中の食品製造・加工業務向け産業団地の草加柿木フーズサイト内で、7万m2の敷地を取得。
延床面積15万1000m2の施設について、2020年夏の着工を目指す。
草加柿木フーズサイトの開発コンセプトを実現するため、食品加工・流通業務を行う企業の入居を前提に、冷凍冷蔵設備への対応や工業用水のろ過設備を導入するなど、食品系カスタマーのニーズに合わせた設計・仕様とする計画。
働きやすく、安全な施設環境を整えるべく、カフェテリアや売店などのアメニティ設備やBCP対応も計画している。
プロロジスがグローバルで推進している環境負荷の低減や、ICT技術を活用した施設運営の効率化など、最先端の施設とする計画だ。
建設地は、東京中心部まで20km、東京外環自動車道（外環道）と国道4号バイパス（東埼玉道路）が結節する交通の要衝に位置しており、外環道草加ICから4.2km、外環三郷西ICから4.9kmと至近。
外環道は6月に三郷南IC～高谷JCT間が開通し、千葉湾岸エリアと接続したことで、物流の動脈としての機能が飛躍的に向上。
東埼玉道路は国道16号と接続する計画で整備が進んでおり、広域物流、地域配送のいずれにも利用可能な物流好適地となっている。
JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅から徒歩13分（1.1km）と、徒歩でもアクセス可能な利便性の高い立地。加えて、草加・越谷エリアは居住人口が多い地域であり、草加市は人口25万人、開発地に隣接する越谷、三郷、吉川市の人口を合計すると80万人に上り、豊富な雇用が期待できる。
草加柿木フーズサイトでは開発区域全体の19万m2で進出企業が決定しており、プロロジスパーク草加は唯一の賃貸型物流施設となる。
■計画概要
名称:プロロジスパーク草加
所在地：埼玉県草加市柿木町
敷地面積：6万8816.90m2
延床面積（予定）：15万1000m2
構造（予定）：地上2～4階建
着工予定：2020年夏
竣工予定：2021年
