国際協力機構(JICA)は9月18日、ブラジルの穀物企業アマッジ社との間で、ブラジル北東部の農業開発に対して5000万ドルの融資契約を調印したと発表した。
アマッジ社は、生産・集荷・物流・輸出を包括的に手がけるブラジルの大手穀物企業。国連グローバルコンパクトに署名し、ブラジルで初めて責任ある大豆に関する円卓会議(RTRS)の認証を取得するなど、持続可能な農業を基本理念として掲げている。
同社は、マットグロッソ州東部を含む北東部地域において積極的に穀物サプライチェーン強化と集荷網拡大を推し進めており、今回のJICA融資を通じて、穀物輸送インフラ設備投資や中小農民の営農を支える耕作資金貸付などを行う。
この事業は、同地域の持続的な農業開発に寄与し、日本と世界の食料安全保障に資することから、SDGsゴール2(飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する)に貢献する。