日本製紙とトーモクは10月5日、共同で包装システムの販売・包材供給事業を開始すると発表した。
日本製紙と子会社の日本製紙ユニテック、トーモクの3社が連携し、米国紙包装資材・システムメーカーRanpak社のフランス子会社NeoPack Solutions SASが世界展開している高さ可変自動調整封函システム「e3neo」を、国内市場で積極展開する。
e3neoシステムの最大の特徴は、内容品の固定・保護システムと併せて箱高さの調整をすることで、適正な空間で梱包が可能となり、梱包ラインの省人化や配送効率アップに繋がる点。
新事業によってe3neoを国内市場に展開し、eコマース市場の急速拡大や人手不足問題の深刻化を受けて物流倉庫で増大している梱包・配送の省力化・効率化ニーズを捕捉する。
日本製紙グループが段ボール原紙を供給し、日本製紙ユニテックが包装機械の販売代理店窓口を務めるとともに、納入後のメンテナンスサービスを提供する。トーモクはシステムの営業と、段ボールの設計・供給を担う。
トーモクは段ボール加工専業トップメーカーとして長年にわたり総合包装設計サービスを全国展開しており、日本製紙は高品質段ボール原紙に定評があることから、両社が協力することで双方の強みを生かし、より強固に市場への展開ができると考えた。
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