データマインは10月9日付で、米国海上コンテナ輸入の9月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較(12か月・3年間)2018年9月>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比6.5%増の145万TEUとなり、TEUの1~9月累計は6.3%増と19か月連続プラスで過去最多の1225万TEUとなった。
国・地域別では, アジア発1位の中国発(シェア63.5%)は前年比4.2%と前月レベルを維持(0.7%増)して、1~9月累計では6.3%増とした。
2位の韓国発(シェア10.7%)は自国が54%増となり中国発TS分(5.7%増)が加わり全体では21.9%増 (累計13.3%増)と大幅増加だった。
3位のベトナム発(シェア5%)は21%増(累計20%増)で、直航分で台湾を上回った。
4位の台湾発(シェア4.7%)は5.5%増 (累計2%減)だった。
5位の香港発(シェア3.9%)は14%減 (累計6.3%減)。
6位のシンガポール発(シェア3.7%)は6.5%増 (累計1.3%減)だった。
7位のインド発(シェア2.7%)は34.4%増 (累計17.3%増)と単月で日本を上回った。
8位の日本発(シェア2.5%)(直航分)は5.6%減 (累計5.2%減)だった。
9位のタイ発(シェア2%)は15.9%増 (累計11.6%増)。
10位のマレーシア発(シェア1.0%)は14か月連続プラスの1.4%増(累計22.1%増)だった。
なお、日本発直航分に対してTS分を含む日本発合計(荷受地ベース)は、4万5586TEUで2.4%減。アジア他港を経由するTS分は8617TEUで、TS比率は19%となった。
一方、アジア発荷動きを7~9月(四半期別)実績で前年と比べると、直航分は、中国発の2.7%増に対して、韓国発14%、ベトナム発17%、インド発29%とそれぞれ増加した。
同様に、荷受地ベースでみると、中国発の4.1%増に対して、ベトナム発9.8%、韓国発7.8%、インド発12.7%の増加で、ベトナム発は4~6月に比べて11.9%増 (直航では18.5%増)だった。
また、コンテナ輸送に限らずバルク・専用船も含む米国向け海上輸送全体(重量ベース)を比較すると、中国の2.9%増に対して、韓国発2.1%、日本発(シェア9.3%、3位)7.1%、 インド発2.8%、 ベトナム発15.7%、インドネシア発15.7%とそれぞれ増加を示している。
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