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JR貨物/10月のコンテナ貨物輸送量7.7%減、豪雨・台風の運休が影響

2018年11月15日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が11月14日に発表した10月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は181万1000トン(前年同月比7.7%減)、車扱は76万トン(2.0%増)となった。

10月は「平成30年7月豪雨」「台風24号・25号」接近などの影響で、高速貨677本、専貨2本が運休した(前年は高速貨235本、専貨16本が運休)。

「平成30年7月豪雨」の影響で不通となっていた山陽線は、10月13日に運転を再開。復旧までの間はトラックでの代行輸送のほか、伯備線・山陰線・山口線を経由した迂回運転を実施した。

コンテナは、中旬まで山陽線が不通だった影響を受け、全品目で前年を下回った。食料工業品は清涼飲料水の九州向けが減送し、化学薬品、化学工業品は中国・九州地区の工場との輸送が停滞したほか、積合せ貨物、自動車部品は九州発着が低調に推移した。

車扱は、石油が秋冬需要期に入ったことから好調な荷動きとなったほか、セメント・石灰石も供給先の需要が好調となったことから増送となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年同月比5.1%減となった。

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