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日通/札幌東支店で倉庫の出荷準備作業を完全自動化

2018年12月17日/IT・機器

日本通運は12月17日、札幌東支店の倉庫で、出荷準備作業を完全自動化すると発表した。

<無人、有人どちらでも使用可能なフォークリフト>
20181217nittsu21 - 日通/札幌東支店で倉庫の出荷準備作業を完全自動化

<自動フォークリフトと連携するオートレーター>
20181217nittsu22 - 日通/札幌東支店で倉庫の出荷準備作業を完全自動化

2019年上期に、自動フォークリフト(AGF)と、AGFに連携する自動垂直昇降機(オートレーター)を導入。作業スタッフが帰宅後の夜間時間帯に設備が稼働し、各フロアでパレット積みされた出荷予定貨物を自動で1階出荷待機場所に移動する。

翌日の出荷準備のために夜間・早朝時間帯に行っていた有人のフォークリフト作業を自動化することで、省力化や働き方改革を推進。加えて、入庫作業と出庫作業の錯綜の解消、人と荷役機械の完全分離によって、より安全な作業の実現を目指す。

日本通運のロジスティクスエンジニアリング戦略室は、2017年から豊田自動織機、日通商事と協力し、食品や飲料の共同配送を行っている札幌東支店新札幌物流センターで、既存倉庫でも実現可能な自動化技術を活用した作業の省力化について検討を行ってきた。

その結果、出荷作業の一部について、AGFと、AGFに連携するオートレーターの導入によって、自動化が実現可能と判断した。

日本通運では、今回の取り組みを第1ステップとし、今後はAGV(無人搬送車)やAGFなどのマテハンを効率的に連携させ、有人のフォークリフトによるピッキング作業のさらなる省力化を計画している。

■倉庫概要
住所:札幌市白石区流通センター7-5-1
敷地面積:1万9200m2
延床面積:2万8667m2
導入内容:AGF4台、オートレーター1基(既設のエレベーター1基を更新)、保管棚など

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