日野自動車は1月16日、国土交通省にデュトロのリコールを2件届け出た。
1件目の不具合部分はエアバッグ装置(インフレータ)。
小型トラックの助手席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。このため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。
全車両、予防的措置としてエアバッグアッセンブリを代替品と交換する。
不具合件数は0件、事故はなし。リコール対象車の台数は4973台。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001268501.pdf
2件目の不具合は動力伝達装置(制御プログラム)。
小型ハイブリッドトラックの機械式自動変速機において、2個仕様の自動クラッチ作動用モータの制御プログラムが不適切なため、片側モータ失陥時に残りのモータでクラッチが作動できないことがある。そのため、警告灯が点灯するとともに走行不能となるおそれがある。
全車両、制御用コンピュータを対策品に交換または制御プログラムを対策プログラムに書き換えるとともに、モータを新品に交換する。
不具合件数は28件、事故はなし。リコール対象車の台数は5792台。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001268498.pdf