SGHグローバル・ジャパンは1月18日、防災とボランティアの日に合わせ、首都直下型地震を想定したBCP訓練を、1月17日に本社で実施したと発表した。
訓練は、経営層・拠点責任者ら24名が参加し、関東を中心に震度7・マグニチュード7.3の地震が発生したというシーンを想定。発災から数日後までの初動対応から事業継続判断に至るまでの対応を、経営層で構成する「統括対策本部」と、各地の事業拠点が担う「現地対策本部」に分けた「2次元シミュレーション」で、より実践的な体制で訓練を実施した。
訓練の舞台は、4か所あるSGHグローバルの保税倉庫の中でも最も取扱量の多い千葉県成田市の「成田ロジスティクスセンターを中心に展開。従業員等の安否確認から、取引先への現状報告などの初期対応、海外からの緊急物資に対する通関依頼への対応可否判断などを課題とし、国際物流事業を担う同社の事業をリアルに再現した。
参加者は与えられた情報をもとに、その時々の状況を的確に把握、判断することを求められた。
また、今回初の「2次元シミュレーション」として同時進行した「統括対策本部」では、被災拠点への支援、取引先への応対に留まらず、SGホールディングスグループに対する報告、応援体制についても判断を迫られ、緊迫した状況の中グループ間連携についても確認した。
訓練終了時には、「従業員とその家族の安全が最優先」という意識を持ちながら、事業継続のために時々刻々と変化する環境に合わせた最適な対応を常に検証していく重要性を改めて共有することができたとしている。