日本高速道路保有・債務返済機構と中日本高速道路(NEXCO中日本)名古屋支社は1月21日、25トンを大きく超過する車両総重量で大型トレーラーを通行したとして極めて悪質であるとし、三重県警察高速道路交通警察隊に2件の告発を行なったと発表した。
告発された1件目は、2018年4月5日13時33分頃、伊勢自動車道の久居ICで、TOP TUN社とその運転者。
違反内容は車両制限令の一般的制限値が25tに対して52.90tの実測値を示し、超過値は27.90tとなったもの。
2件目は、2018年6月15日3時09分頃、東名阪自動車道の亀山ICで、アサヒ物流社とその運転者。
違反内容は車両制限令の一般的制限値が25tに対して53tの実測値を示し、超過値は28t、長さは一般的制限値が12.00mに対し18.30mの実測値となり、超過値は6.30mとなったもの。
なお、2015年1月に国土交通省から、車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、その違反の事実をもって告発をおこなう実施方針が打ち出されたことに伴い、高速道路機構および中日本高速道路を含む高速道路6会社においては、この方針に基づき、高速道路における悪質違反者への厳罰化を図っているところだ。