日本通運は2月21日、カンボジア日本通運がカンボジアのプノンペン経済特別区（SEZ）で、2月20日新倉庫の建設に着手したと発表した。
＜新倉庫イメージ＞
プノンペンSEZは、首都プノンペン市内より18km、プノンペン国際空港より8km、主要港であるシアヌークビル港に繋がる国道4号線に面した、物流拠点として好適な立地にあり、日系企業を含め約90社が進出。同SEZは、GMS（大メコン圏）の南部経済回廊上に位置し、タイ・バンコクとベトナム・ホーチミンをつなぐ物流の戦略地域としても注目されており、物流需要が今後さらに高まっていくと期待される。
カンボジア日通では、同地域での航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流（ジャストインタイム納品）、クロスボーダートラック輸送、空調施設を利用した保管・配送など、顧客のあらゆる物流ニーズに応えるため、拠点の新設を決定したもの。
近年、カンボジアの経済成長率は約7％前後で推移しており、今後も高い成長率の持続が見込まれる。同国では、国民所得の上昇により個人消費が伸長しており、今後は消費財の輸入や国内物流・倉庫保管の需要が高まると見込まれる。
■新倉庫の概要
住所：Phnom Penh Special Economic Zone, National Road No.04,
12509 Khan Posenchey, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia
構造：鉄骨・鉄筋コンクリート造 平屋、一部2階建て
敷地面積：4万m2
延床面積：6915m2
倉庫面積：4711㎡（冷凍157m2、冷蔵147m2、定温2011m2含む）
事務所：588m2
庇部分他：1616m2
主要設備：高床ホーム、両面接車バース、24時間警備
開業予定：2019年12月
