横浜市港湾局は2月27日、横浜川崎国際港湾「YK1P」の参画するエコバンカーシッピングが、ジャパンマリンユナイテッドと、横浜港を母港とするLNG燃料供給船の建造契約を締結したと発表した。
今後、STS方式による、船舶向けLNGバンカリング事業を2020年度中に開始
することを目指して取組を進める。
LNGバンカリング拠点整備に向けて、船舶の排出ガス規制強化を目前にし、各国港湾の競争が激しくなる中、LNGバンカリングは必要不可欠な港湾機能となる。
横浜市では、LNG燃料供給船の係留場所の提供など、LNGバンカリング事業者のサポート、LNG燃料船を誘致するインセンティブ制度の創設などの取組を進めていく。
なお、横浜市は、2020年に始まる国際的な船舶の排出ガス規制強化に対応するため、横浜港をLNG(液化天然ガス)バンカリング拠点とする取組を、国や(YK1P)とともに進めてきた。
2018年6月に横浜市が選定した「SDGs未来都市」では、横浜港の取組を経済面の柱に位置づけている。特に「LNGバンカリング拠点の形成」は、国際的な環境対策であるとともに、横浜港の更なる国際競争力強化を実現する取組でもある。