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アルフレッサHD/販売・物流のネットワークで中国企業と業務提携

2019年03月18日/SCM・経営

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アルフレッサホールディングスは3月15日、中国の医薬品卸売大手である「華潤医薬商業集団との間で、包括的な戦略的業務提携に関する合意書を締結したと発表した。

業務提携の内容は、両社が包括的な戦略的業務提携を締結し、お互いの持つブランド力、医療機関等の販売・物流のネットワークやノウハウなどの経営資源を持ち寄って、中国の医薬品流通市場での院内サプライチェーン管理や新たな薬局ビジネスモデルの構築、日中の商品輸出入業務などについて、共同で事業の開発・実現に向けた協議を行なっていく。

なお、華潤医薬商業は、中国の複合企業グループである華潤(集団)の医薬部門に属する大手企業で、医薬品等の卸売販売、物流配送およびサプライチェーン関連サービスを提供している。1950年の設立以来、順調に成長を続け、2017年の売上高では中国第2位の医薬品卸売企業として、中国27省に180社を超える子会社を有し、大病院を5000軒以上カバーするなどビジネス基盤を持っている。

アルフレッサグループは「16-18 中期経営計画 明日への躍進」において、ヘルスケアコンソーシアムの実現に向けた重点方針として「アジアを中心とした事業拡大」を掲げている。グループは、華潤医薬商業との包括的な戦略的業務提携の合意書の締結により、巨大なマーケットである中国の医薬品流通市場において新たな事業を開発し、中国の病院などの顧客に幅広くアプローチしていくとしている。

■業務提携の相手先の概要(2019年2月25日現在)
名称:華潤医薬商業集団
所在地:中華人民共和国北京市東城区安定門内大街257号
事業内容:医薬品等の卸販売、物流配送およびサプライチェーン関連サービスの提供
資本金:51.91億元(約860億円)
設立年月日:1950年
2017年12月期の売上高1266.7億元(約2兆1001億円)

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