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ESR/物流施設内ラウンジ・託児所の全貌把握、バーチャル内覧アプリ開発

2019年04月09日/IT・機器

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ESRは4月9日、SOOTHから技術協力を得て、国内のESR物流施設内のラウンジ・託児所をバーチャルで内覧できるアプリケーションを開発し4月9日から利用できるようになったと発表した。

<ビューワートップ画面 現在は、ラウンジ・託児所がある全6物件が閲覧可能>
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<ビューワー基本画面 左にあるMENUからさまざまな機能を操作>
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<視点一覧 各物件に20の視点があり、内部をくまなく内覧することができる>
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このアプリケーションは、ウェブブラウザだけで動作するパノラマビューワーで、専用の機器は不要。PC、タブレット、スマートフォンなどのデバイスやOSに依存しないユニバーサルな仕様で、非常に手軽であるという点が最大の特徴だ。

QRコードをスマートフォンで読み込むと関東、関西、中部地方にあるESRの物流施設一覧が現れる。そこから各施設に入ると、まずラウンジが映し出され、視点を変えることでラウンジ内部を移動でき、託児所に移動することもできる。

<ジャイロモード(スマートフォンのみ)では端末の動きに合わせて360度視点を動かすことができ、より臨場感のある内覧を体験>
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<2眼モード(スマートフォンのみ)では、クリップオンの簡易VRレンズを使用してVR表示を楽しめる>
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<クリップオンの簡易VRレンズを装着、2眼VR機能での体験の様子>
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<ビューワーQRコード 読み取るとビューワートップ画面が表示される>
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■PCからのアクセス
https://k-engine.jp/pphoto/esr/

このシステムはスマートフォンで起動した際には自動でスマートフォンモードとして動作し、デバイスの持つジャイロ機能(端末を動かすとジャイロセンサーで視点が追随する機能)により360度見回したり、クリップオン(スマートフォンのフレームにクリップでレンズを留める方式の眼鏡)による簡易VRレンズでVR表示を楽しめる2眼VR機能を備えている。指で画面をピンチイン/アウトすることで、対象物の全体から細部まで確認することが可能となり、まるで実際に施設内に入り込んだような体験ができる。

人の体験やサービスをデザインするSOOTHによって独自に開発されたアプリケーションは、言葉だけでは伝えきれない室内の雰囲気や快適さが見る人にリアルに伝わる。

ESRは、物流施設は物より人のためにあるべきと考え、「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」を基本理念に掲げている。同社の施設で働く人達が誇りを持って快適に過ごしてもらえる環境づくりを目標とし、常に物流施設の新しい在り方を探求し提供し続けたい想いがあるという。

その想いはホテルや空港のような高級感とぬくもりを意識したラウンジや、子供の好奇心を掻き立てるデザインの託児所などを通じて実現している。この取り組みは物流施設の新たな付加価値になっていると同時に、労働力不足や子育て中の女性の社会参画推進という社会課題への一つの解決施策になるとしている。

入居を検討している企業には実際に各施設に足を運んで内覧してもらうのがベストだが、施設は関東、関西、中部地方に点在しており、全てを見てもらうのは時間的に難しいという現状がある。

その解決策として、SOOTHから技術協力を得てバーチャル内覧アプリケーションを開発したもの。

このアプリケーションにより、現地に足を運ばなくても、ESRの理念が詰まった施設ごとに全く異なるデザインのラウンジ・託児所を体感してもらい、ESRの考える先進的で、快適な物流施設への理解が進むことを願っているとしている。

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