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C&FロジHD/2019~2021年度の新中期経営計画策定

2019年05月08日/SCM・経営

C&Fロジホールディングスは5月8日、2019~2021年度までの3か年を対象とした第二次中期経営計画を策定したと発表した。

新中計では、「グローバルに変化する食品物流を担う低温を核とする総合物流情報企業の実現」を目指す姿とし、新たな物流システムの創造による事業規模の拡大や新事業領域への進出、物流に関連する付加価値の実現と物流品質の強化による企業価値の向上などを実現する。

また、ライフスタイルの変化などを背景とした冷凍冷蔵食品の需要や、労務費の増加、燃油費の高騰といった低温食品物流業界を取り巻く環境を踏まえたうえで、「新たなインフラ整備と営業開発の推進」を基本方針に掲げ、基本戦略として「インフラ整備による既存業務の効率化及び新規業務の獲得」「顧客のニーズを先取した提案型営業による収益拡大」「新技術導入による業務効率化及び安定化」「人材確保と活用」「新たな成長ステージの確立」に取り組む。

「インフラ整備による既存業務の効率化及び新規業務の獲得」では、基幹事業拠点の拡大と再編を推進するほか、幹線輸送の自社化を進め収益基盤を強化する。北海道、東北、北陸、中国、南九州エリアでは配送体制の安定化を目指す。

「顧客のニーズを先取した提案型営業による収益拡大」では、重要顧客との関係を強化するほか、コスト構造の変化に対応した料金体系の見直しを提案していく。

「新技術導入による業務効率化及び安定化」では、IT技術を導入し、庫内業務・輸配送業務の効率化と安定化を図るほか、業務効率化・安定化に資する新たな機能・仕組みを導入する。

「人材確保と活用」では、採用競争力を強化して事業規模拡大に対応する人材を確保するほか、働き方改革やライフスタイルを考慮した労働環境づくりを進める。

「新たな成長ステージの確立」では、ベトナムでのコールドチェーン確立に向けて既存・新規事業を拡張するほか、ベトナム以外の東南アジア諸国にも事業を展開。新たな事業ドメインの創出や、国内外でのM&Aの活用も計画している。

これら一連の施策により、最終の2021年度に連結売上高で1160億円(2018年度実績1076億円)、連結経常利益50億円(40億円)、経常利益率4.3%(3.8%)を目指す。

3か年の設備投資額は370億円(2019年度100億円、2020年度150億円、2021年度120億円)を予定している。

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