ZMPは5月30日、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)FD(追従モデル)」が、3PL企業Gworkerの庫内搬送作業に導入されたと発表した。
<GworkerでのCarriRo導入事例>
Gworkerは2014年から大手通販会社の飲料物流の取扱いを開始しており、現在は神奈川、埼玉のセンターを中心に物流事業を展開している。
庫内作業の効率化に向けて、3月にCarriRo FDを1台導入。従来は2工程に分かれていた入荷物のシステム処理とフォークリフトでの格納作業をキャリロによって1工程に集約し、省人化を実現したことから、4月に7台を追加導入し、合計8台体制に増強した。
CarriRoは、「自動タクシー」のサービス実証に代表されるZMPの自動運転技術を応用して開発された製品で、人手不足が深刻化している物流業界での搬送作業の負荷を軽減し、省人化・効率化を目的として販売している。発売開始から累計100超のユーザー導入実績を有し、物流拠点のほか、工場やホテルといったサービス業界などさまざまな分野に導入が広がっている。
■CarriRoの主な仕様
本体重量:55kg
大きさ:幅61cm×奥行91cm×高さ24cm ※ハンドル部96cm
最大積載荷重:150kg
最大速度:時速6km(ドライブ、追従モード)、時速3km(自律移動モード)
牽引力:250N(300kg相当)
充電時間:2時間半
稼働時間:8時間