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三菱ふそう/オーストラリア市場に新型大型トラックを投入

2019年05月30日/IT・機器

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は5月29日、オーストラリアのブリスベンで開催された「Brisbane Truck Show」で新型大型トラックを発表し、6月1日より発売すると発表した。

<オーストラリアで発表した大型トラック>

20190530mftbc - 三菱ふそう/オーストラリア市場に新型大型トラックを投入

MFTBCの大型トラックはオーストラリアとニュージーランドでは「Shogun(ショーグン)」の名称。欧州排出ガス規制「ユーロ6」に準拠し、コモンレールシステムを採用した11Lの「OM470」型エンジンを搭載。従来車と比較して、燃費向上を実現している。

さらに新型の12速機械式自動トランスミッション(AMT)「ShiftPilot(シフトパイロット)」で、積載量の変動や道路条件の影響に左右されにくいスムーズな運転を実現。

また、5万キロメートル近くに及ぶ走行試験をオーストラリア国内で実施し、現地での運用においても、同車両の優れた燃費性能や先進的な安全機能は確認済み。これらの安全機能には、車間距離保持機能付オートクルーズに自動停止と自動発進機能をプラスした「プロキシミティー・コントロール・アシスト」、前方の停車車両だけでなく歩行者の動きも検知できる改良型「アクティブ・ブレーキアシスト4(ABA4)」が含まれる。

同車種の開発にあたっては、ドライバーの快適性を最重視した上で、シートベルトを内蔵したベルトインシートを全車に採用。前後移動やリクライニング時など、シートの位置に関係なく、常に良好なフィット感が得られる。

また、ブレーキペダルを離すことで始動できるクリープ走行機能も新たに追加し、渋滞時の操作負担の軽減を図った。オーストラリアとニュージーランド向けの車両開発では、両市場のドライバーに特有のシフト操作を考慮して、シフト・マッピングの最適化を実施している。

さらに、振動の軽減を強化するとともに、エアサスペンションのサポートでクッション性を高めたシートを採用したことで、荒れた路面の長距離走行においても、疲労が大幅に軽減。

新型大型トラックは2017年5月に日本で21年ぶりのフルモデルチェンジとして販売を開始し、同年8月に香港で国際デビューを飾った。その後、同車両をシンガポールやニュージーランドなど、アジア太平洋地域の市場にも投入した。

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