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JR貨物/5月のコンテナ貨物輸送量4.3%減

2019年06月13日/調査・統計

日本貨物鉄道(JR貨物)が6月13日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は163万8000トン(前年同月比4.3%減)、車扱は56万5000トン(5.2%減)となった。

5月のコンテナは、関東内での建設発生土輸送等が順調に推移したエコ関連物資のほか、大手自動車メーカーの販売好調により東海・九州間および東海発東北向けが好調に推移した自動車部品が、前年を上回った。

一方、ゴールデンウィーク期の天候不順により九州向けの飲料が低調に推移した食料工業品、国内需要減少に伴って東北発関東向けで減送となった紙・パルプ、東北・新潟・北陸発関西・九州向けの民間流通米輸送が減少した農産品・青果物が前年を下回った。

また米中貿易摩擦の影響により中国向けの需要が落ち込んでいる化学工業品、化学薬品が大幅な減送となった。

この結果、コンテナ全体では前年比4.3%減となった。

車扱は、石油がゴールデンウィーク期の天候不順に伴って行楽需要が伸びず、ガソリンを中心に低調な荷動きとなったほか、石灰石が工場の設備不具合の影響を受け減送となった。

車扱全体では前年比5.2%減となった。コンテナ・車扱の合計では、前年比4.5%減となった。

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