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日本郵便/中国越境EC事業者向けに行郵税通関対応の配送サービス開始

2019年06月21日/国際

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日本郵便は6月21日、中国越境EC事業者向けに、中国の行郵税による通関(中国行郵税通関)を用いた中国宛の配送サービス「UGX行郵税通関配送サービス」を6月24日から提供すると発表した。

<フロー図>

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中国当局が1月に行った制度変更で中国越境EC通関を適用できなくなる荷主に対して、中国大手宅配事業者の日本法人である申通エクスプレスジャパンと連携し、中国行郵税通関を用いた国際宅配便サービス「ゆうグローバルエクスプレス(UGX)」による配送サービスを提供する。

このサービスには、配送のほかにも、荷主が販売品の情報を提供することで販売品ごとの税率を事前に知らせる機能を持たせる。

中国越境EC通関とは、2016年4月8日から開始された越境ECの荷物にかかる中国の輸入税制(越境EC総合税)を適用した通関方法。

また、中国行郵税通関とは、個人の携行輸入物品(海外から買って帰るもの)や個人の郵送輸入物品(個人で輸入したもの)にかかる輸入税制を適用した通関方法。

中国越境EC通関は中国行郵税通関よりも低い税率が適用されるが、1月に中国当局が行った制度変更によって条件が厳格化され、多くの荷主が中国越境EC通関を適用できなくなることが想定されるため、中国行郵税通関に対応した新サービスの開始を決定した。

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