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首都高速/横浜北線・横浜北トンネルでの二酸化窒素除去率低下の原因

2019年07月16日/IT・機器

首都高速道路は7月16日、2018年12月から2019年1月にかけて発生した横浜北トンネル換気所の低濃度脱硝装置の二酸化窒素(NO2)除去率が低下したことについて、その原因と対策を発表した。

<脱硝剤の再生原理>

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それによると、横浜北トンネル(子安台換気所、馬場換気所、新横浜換気所)の二酸化窒素(NO2)除去率低下の原因は、脱硝剤の再生工程で生じる生成物(塩(えん))が冬期の低温時に結晶化し脱硝剤の目詰まりが発生した結果、二酸化窒素(NO2)の吸着を妨げ低濃度脱硝装置の除去率低下を起こしたもの。

脱硝装置除去率低下の対策として、再生工程で生じた塩は、水による洗浄を行うことで除去しているが、洗浄を適切な時間をかけて行えば十分除去できることがわかったもの。今後の対策として、洗浄時間の延長を行い、特に冬期シーズン前には十分な時間をかけ入念に塩を除去するとしている。

なお、2019年1月29日以降は除去率が回復している。

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