三井E&S造船は8月20日、次世代型エコシップの6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」の改良型について、2隻を受注したと発表した。
<neo66BC(従来型)>

2隻は、岡山県の玉野工場で建造し、2020年後半以降の完成を予定している。
船殻重量の増加につながる新規則「調和化船体構造規則(H-CSR)」を適用しながらも、従来型neo66BCの載貨重量6万6000重量トンを維持。最新モデルの主機関の採用、新省エネ装置への更新によって燃費性能の向上を図ったことに加え、排気ガスに含まれる硫黄酸化物規制への対応として、低硫黄燃料油のほかSOxスクラバーをオプションとして準備している。
neo66BC改良型は、「neo87BC」に続くH-CSRを適用した2番目のneoシリーズ。三井E&S造船は、今後もH-CSRを適用したneoシリーズラインナップを拡充し、順次市場に投入していく方針だ。