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AGV納入実績/大幅増で過去最高、運輸・倉庫業では導入進まず

2019年09月25日/調査・統計

日本産業車両協会は9月25日、2018年の無人搬送車(AGV)システム納入実績を発表した。

<無人搬送車システム納入実績の推移>

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調査は、無人搬送車システムメーカー16社を対象に実施したもの。それによると、2018年の国内外向け合計の無人搬送車システム納入件数は1029システム(前年比34.3%増)、納入台数も3382台(42.3%増)と、前年実績を大幅に上回り、ともに平成元年の調査開始以来、最高値を更新した。

無人搬送車システム納入件数の車両タイプ別割合は、「無人搬送車(台車)」が37.2%、「無人けん引車」が56.6%、「無人フォークリフト」が6.2%。

無人搬送車システム納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが56.6%と最多で、「一般機械器具製造業」向けが8.1%、「化学・医薬品製造業」向けが4.3%と続き、製造業向けが多くを占める傾向は変わらず。

非製造業の構成比は「卸・小売業」向けが2.0%、「運輸・倉庫業」向けが2.4%と高くなかった。

無人搬送車システム納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が91.8%と大半を占め、前年に構成比を上昇させた「レーザー式」が4.9%(前年6.7%)と低下した。

無人搬送車システム納入件数の国内向け・海外向けの割合は、国内向けが76.9%、海外向けが23.1%で、1システムあたりの台数は、国内向けが2.5
台、海外向けが5.9台となった。

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