UPSは11月13日、アジア太平洋地域の41の国や地域の最大140万の郵便番号対象地域でのサービス強化を発表した。
これにより、同地域内で成長機会を模索する企業がよりレジリエントなサプライチェーン戦略を構築できるよう支援する。
具体的なサービスの強化ポイントは、配達予定日保証つきで輸送時間を1日短縮した。これは、小口貨物のより経済的な輸送オプション『UPSワールドワイド・エクスペダイテッド』サービスのアジア域内での輸送時間を1日短縮し、配達予定日の保証つきで提供するもの。これにより、域内でビジネスを展開する顧客は最短2営業日での配達が保証される。
また、輸送時間を1日短縮。終業時間までの配達を保証する『UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」サービスでは、マレーシア北部発ヨーロッパ・米国・アジアの主要地域向け、タイ北部発ヨーロッパ・米国向け、そしてアジアの主要地域発中国向けの輸送時間が、1日短縮された。
サービス提供地域を拡大については、日中までの配達を保証する『UPSワールドワイド・エクスプレス」サービスの提供地域をインドネシア、韓国、台湾で拡大し、計205の郵便番号対象地域が追加された。
EC企業支援サービスの提供国を拡大については、複数のマーケットプレースからの注文・出荷管理を支援する『UPSマーケットプレース・シッピング』 ソリューションを新たにアジアの10市場(香港、台湾、韓国、タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、オーストラリア)で展開(日本では2014年より提供)する。
UPSジャパンのダリル・テイ社長は、今回のサービス強化について、「UPSが今年数多く行ってきた投資を踏まえたもの。これには、深センのアジア太平洋地域エアハブの処理能力の50%増強、『UPSワールドワイド・エクスプレス』サービスの日本、香港、韓国、シンガポール、オーストラリアでの対象地域拡大、日本、中国、台湾、韓国発の輸出貨物の集荷締切時間の延長などが含まれる」と述べている。