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プロロジス/兵庫県猪名川町で15.8万m2の物流施設建設

2019年11月18日/物流施設

プロロジスは11月18日、兵庫県川辺郡猪名川町でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川2」を建設すると発表した。

<プロロジスパーク猪名川2の完成イメージ(左)(右は同1)>

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プロロジスが開発計画を進めている「プロロジス猪名川プロジェクト」で2棟目の物流施設として、2020年4月の着工、2021年8月の竣工を予定している。

建屋は5階建て延床面積15万8000m2を計画しており、1フロア最大約8000坪のワンフロアオペレーションを可能にするほか、大型のマテハン機器や物流ロボットなども導入しやすい汎用性の高い施設とする。

また、快適に働ける環境づくりの一環として、最上階にはカフェテリアや売店を設けるほか、自動車での通勤を想定して敷地内に500台以上の駐車場を整備する予定だ。

建設地は、兵庫県川辺郡猪名川町南部に位置する。開発地から約2kmの地点に新名神高速道路 「川西IC」が開通し、大阪市内への配送に加えて、京都方面から広島方面まで西日本各地へ効率的にアクセスできる。

猪名川町は大阪・神戸のベッドタウンとして機能しており、開発地周辺には労働人口が多く、施設内の働き手確保の点からも有利な立地だ。

<プロロジス猪名川プロジェクト>

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「プロロジス猪名川プロジェクト」は、プロロジスパーク猪名川1(6階建て延床面積19万8000m2、2020年5月着工、2021年11月竣工予定)と同2で構成する総延床面積35万6000m2の開発計画。

用地造成に着手した2017年6月当初は、マルチテナント型物流施設1棟とBTS型物流施設4棟による総延床面積25万m2のプロジェクトとして計画していたが、入居を検討する企業からの引き合いが多い事をうけ、マルチテナント型物流施設2棟・35万6000m2のプロジェクトに計画変更した。

プロロジスは、同地に先進的物流施設の一大集積拠点を開発することで、多様な業種の事業者へ、西日本全域をカバーできるあらたな物流ハブを提供する。

すでに、プロロジスパーク猪名川1では賃貸面積の70%が契約済みとなっており、プロロジスパーク猪名川2でも複数の企業が入居を検討中で、両施設ともに引き続き入居企業を募集している。

また、プロロジスは猪名川町と「猪名川町産業拠点地区における防災に関する基本協定書」を締結しており、官民一体となった安心・安全の町づくりへの取り組みを推進する。

「プロロジス猪名川プロジェクト」全体では、環境に配慮して事業区域の30%の緑地を保全するほか、周辺住民の方や施設で働く方が利用できる約4000m2の公園や、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用可能な約8000m2の防災広場を整備し、猪名川町へ提供する。

■プロロジスパーク猪名川2
開発地:兵庫県川辺郡猪名川町肝川・差組地内
敷地面積:8万5900m2
計画延床面積:15万8000m2
構造:5階建て
着工予定:2020年4月
竣工予定:2021年8月

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