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サノヤス造船/2800総トン型旅客船兼自動車航送船を竣工

2019年12月03日/IT・機器

サノヤス造船は12月3日、建造中の2800総トン型旅客船兼自動車航送船「フェリーあい」を竣工し、引渡式を行ったと発表した。

<フェリーあい>

20191203sanoyasu - サノヤス造船/2800総トン型旅客船兼自動車航送船を竣工

この船は、和歌山港~徳島港間を往復する南海フェリー「つるぎ」の代替船として建造された、427人の旅客定員(臨時定員としては546人)とトラック37台を積載可能な2800総トン型旅客船兼自動車航送船。徳島県の名産である「藍染め」の藍色をコンセプトカラーとするとともに、「I:私」、「愛」、「藍」の3つのキーワードをもとに「フェリーあい」と命名。

性能面では2機2軸推進方式、船尾双胴船型の採用により省エネ化を実現し、可変ピッチプロペラやフラップラダー、バウスラスターのコンビネーション制御により安全な航海や出入港時の離着桟が可能となっている。

船体は4層構造で上層から航海船橋甲板、A甲板、客室(B甲板)、車両甲板となっている。本船右舷側に装備したエレベータにより、車両甲板から上層へ移動できる等、バリアフリー規則に対応している。客室、船員室、車両甲板、機関室等、船内の多くの場所でLED照明を採用し、省エネに寄与している。

車両甲板は背高コンテナ用トレーラーが積載可能なように4.3mのクリアハイトを確保し、船首尾に設けられたショアーランプによりロールオン・ロールオフの荷役が可能となっている。

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