商船三井、三菱商事、旭タンカー、エクセノヤマミズ、東京電力エナジーパートナー、東京海上日動火災保険、出光興産の7社は5月21日、ゼロエミッション電気推進船(EV船)の開発、実現、普及に向けた様々な取り組みを通じて新しい海運インフラサービスの構築を目指す「e5(イーファイブ)コンソーシアム」を設立したと発表した。
e5コンソーシアムでは、船員不足、船員の高齢化、船舶の老朽化といった内航海運の構造的問題の解決や、海運業界での温室効果ガス排出削減に寄与するため、メンバー各社の強みや技術ノウハウ、ネットワーク等を持ち寄り融合させ、EV船を基礎とする革新的な海運インフラサービスを提供するプラットフォームの構築を目指す。
コンソーシアムの事務局は、EV船の開発・促進に向けて旭タンカー、エクセノヤマミズ、商船三井、三菱商事が共同出資で2019年8月に設立したe5ラボが務める。
なお、コンソーシアム第1弾の取り組みとして、旭タンカーによる大容量リチウムイオン電池を動力源とする世界初のゼロエミッションEVタンカーの建造が決定しており、2022年3月の竣工が予定されている。
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