三菱食品は9月17日、子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズと三菱商事プラスチックの協力のもと、廃棄折りコンを原料とした資源循環スキームを確立したと発表した。
これは、不要となった物流資材(折りコン)を1.回収、2.粉砕、3.素材化、4.リサイクル材50%とバージン(新品)原料50%を配合した原料による折りコンの再商品化、4つの工程でリサイクルする取り組みを7月に開始したもの。
取り組み効果として、プラスチック資源の有効活用により環境への影響を最小限に抑えることで、バージン(新品)プラスチック素材の折りコンと比較して製造及び焼却処理時に発生するCO2排出量の削減が可能となる。1000枚の折りコンをリサイクルすることで、約2800kgのプラスチック資源循環に貢献する。
今後は関東エリアでの成果を踏まえ、折りコンリサイクルを全国の物流拠点へと拡大し、循環型社会の実現に向けた取り組みを強化していく。
三菱食品グループはパーパスに「サステナビリティ重点課題の同時解決」を掲げるとともに、2030年目標としてCO2排出量を2016年度対比60%削減することを掲げ、持続可能な社会の構築に向けた取り組みを全社で推進していくとしている。
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