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T2と出光興産など石油7社/脱炭素燃料の利用拡大協力で連携

2025年08月07日/IT・機器

T2は8月7日、出光興産、伊藤忠エネクス、宇佐美鉱油、宇佐美グループの三和エナジー、ENEOS、グループ会社のENEOSウイングおよび太陽石油の石油業界7社と、自動運転トラックでの「カーボンニュートラル燃料」(CN燃料)の利用拡大協力で合意した。自動運転トラックの分野において、広く石油業界とCN燃料の利用拡大を推し進めていく取り組みは、今回が初めてだという。

<CN燃料の利用拡大へ協力>
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CN燃料は現状、給油スポットの数が限定されており、一部燃料には給油時に手続きが必要となるなど、オペレーションの煩雑さが課題となっていた。

T2はレベル4自動運転トラックによる幹線輸送実装へ、高速道路のインターチェンジ付近に自動運転(高速道路)と有人運転(一般道)を切り替える拠点の開発を進めており、拠点の敷地内に給油スポットを整備することを計画。またCN燃料の使用により、CO2削減に一定の効果があると見込んでいる。

今回の合意により、T2が石油業界各社からCN燃料の供給を受け、自社のレベル2自動運転トラックで試験的な利用を開始する。

実証実験の1つとして、軽油にバイオディーゼル燃料を混ぜた「B5軽油」や、軽油代替燃料として期待される「リニューアブルディーゼル」を使い、既に進めている住友化学グループとの実証で走らせる。

今後、合意した各社との間で進捗を共有しながら、給油オペレーションの課題抽出や改善につなげ、2025年7月から開始予定の商用運行での利用も検討するとしている。

住友化学ほか/化学品をレベル2自動運転トラックで幹線輸送

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