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トランコム/次世代物流センター自動化でChinoh.Aiと資本業務提携

2020年05月25日/物流施設

トランコムは5月25日、AI・ ロボティクス・IoTなど中国先進技術を日本国内へ導入を行うChinoh.Ai と資本業務提携契約を締結したと発表した。

トランコムグループは、物流センター運営での省人化を目的としたケースピッキング作業の自動化導入を進めており、今般、Chinoh.Aiとの資本業務提携により、運営している数か所の物流センターにおいて最適な物流自動化の実現を目指す。

将来的にはトランコムが 運営する物流センターと Chinoh.Ai が提供する「3ウェイRGV自動倉庫、搬送ロボット(AGV/AGF)、ピッキングロボット」など最先端の物流技術を組み合わせた次世代型の物流施設を共同開発し、第四次産業革新がもたらす価値を社会に提供していくとしている。

Chinoh.Aiは、AI・ロボティクス・IoTなどにおいて、著しい進化を遂げている中国の先進物流テクノロジーのキュレーション事業を行っており、人工知能を活用した「次世代物流センター自動化システム」の開発を中国の最先端テクノロジー企業と進めるなど、国内の企業に導入を進め、物流施設の労働力不足解消に向けた先進的な取り組みを行っている。

国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集 2020」によれば、日本の生産年齢人口は2019年の7500万人から2040年には6000万人を下回るまで減少する見通しがある。一方でEコマース市場の拡大等により、物流の取扱件数は年々増加する傾向にあり、物流業界における慢性的な労働力不足の解消のために省人化・自動化・スマート化といった変革が喫緊の課題となっていたことを提携の背景として挙げている。

■出資先会社の概要
名称:Chinoh.Ai
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 新有楽町ビル11階
事業内容:自動搬送ロボットの販売・保守、コンサルティング (5)
出資後の資本金:1億4000万円(資本準備金を含む)
設立年月日:2018年12月19日

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