古野電気は6月5日、車両から取得した情報を活用する新たな業務車両管理サービス「まかせて可視CAR」(まかせてかしかー)を、8月から開始すると発表した。
<左はOBD活用ソリューション、右はGPSトラッカーソリューション(非OBD)>
このサービスは、営業車や配送・運送車などに特化したテレマティクスサービス。車両に設置した車載端末から取得した情報をWeb上で一括管理し、豊富なレポートを提供することで、安全運転の促進や車両管理業務の効率化をサポートする。
<(機能イメージ。左:運転成績表、右上:運行日報の自動作成、右下:車両稼働実績)>
主な機能には、現在位置の確認・運行日報の自動作成、危険運転アラート・運転成績表、車両稼働実績の見える化がある。
専用の車載端末を車両のOBDコネクタに接続するだけですぐにサービスの利用が可能で、誰でも簡単に取り付け・取り外しができる。OBDを利用できない顧客にも、一部の機能を除き同様のサービスが利用できるソリューションを用意している。
これまで、業務車両を管理する企業では、ドライブレコーダーだけでは事故が減らない。勤務時間が正確に把握できない。車両管理の適正化が図りにくいといった課題を抱えており、車両管理サービスのニーズが高まっていた。
しかし、導入するとなると車両の稼働を止め設置工事をする必要や、リースアップなどで車両を入れ替える際にも、撤去工事といった手間やコストがかかることから、導入しづらいといった声があった。
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