プラスオートメーション(+A)は8月27日、中国・Zhejiang Libiao Robots社のベルトコンベア型ソーティングロボットシステム「t-Sort+」が独自開発のWES(庫内実行システム)と合わせて国内の物流センターで初導入され、本格稼働を開始したと発表した。
<段ボール製の仕分け口シュートに商品を投入するt-Sort+>
「t-Sort+」は、AGV(無人搬送車)で商品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現する全設備可動式の次世代型ソーターシステム。独自開発のWESと組み合わせることで、WMS(倉庫管理システム)や既存機材との連携が容易になり、最短数日での導入を実現できる。
今回、「t-Sort+」を導入した物流現場では、従来、手作業で行っていた1日3000個の大型・重量物(最大縦横サイズ70cm×70cm、最大重量30kg)の仕分けを自動化し、省人化と同時に出荷能力の向上を実現。
ロボットが走行するステージの土台に標準的なプラスチックパレットを、仕分け口シュートには段ボールを活用し、レイアウト変更や拡張・縮小、走行ステージの高さ調整、仕分け先数の変更などを容易にした。今後は、サブスクリプション契約に基づき、繁忙期にロボット台数を追加することも可能となっている。
「t-Sort+」は、TC(通過型物流センター)での箱物・非定型物・重量物の方面別仕分け現場や、DC(在庫型物流センター)での出荷商品の仕分けや荷合わせ作業現場等に活用することが可能で、初期費用0円から、月額定額制のサブスクリプション型のサービスとして提供している。