中小運送会社37社で組織するEC宅配のラストワンマイル協同組合は9月4日、首都圏(一都五県)において新たに「置配便ミニ」のサービスを10月1日から開始すると発表した。
「置配便ミニ」のベースサイズは3辺の合計が60cm、重さは2kg以内。配達の基本はポストインで、入りきらない場合のみ、専用のデリバリーバッグに入れドアノブに掛ける方式を採用する。
取り扱う商品も多彩なEC業者、荷主のさまざまな悩み、要望を聞いた過程で生まれたのが「置配便ミニ」だ。サイズは3辺の合計60cm以内(最長辺34cm・厚さ10cm以内)、重さ2kg以内で、箱でも封筒でも配達可能。現状、ポストインで送れる荷物は厚さ3.0cmが上限だが、「置き配便ミニ」はこれを大きく越え、10cmまで配達対象とした。
配達の基本はポストイン。ポストに入りきれない場合は、組合オリジナルのバイオマス製デリバリーバッグに入れ、ドアノブに掛ける。ドアノブがない場合には玄関の前などに置き、顧客と直接接することのない非接触配達となる。
料金は、厚さ2.5cm、重さ1kg以内で150円から厚さ別に基本運賃を設定、業界最安値を実現した。個々の運賃については、荷物の内容や条件を踏まえた見積りを行い、荷主が納得できる運賃の提示を行う。
ラストワンマイル協同組合/デジタル化の取組で特別支援の対象に