佐川急便は9月10日、豊田TRIKEと共同開発を進めてきた業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」の本格導入を開始したと発表した。
全国60営業所へ計155台を順次導入する計画で、8月24日から導入を開始した。
「TRIKE CARGO」は、従来使用していた電動アシスト自転車と比べて、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用したことで、積載可能重量が30kgから150kgへと大幅に増加。
牽引部分には台車を直接搭載することが可能で、積み替え作業の軽減に繋がるほか、積載量が増えたことで集配拠点の往復頻度を低減でき、一人当たりの集配エリア拡大も図れる。
また、シマノ製の業務用アシストモーターと変速機の採用で、重量物を載せていても大きな漕ぐ力を必要とせず走行でき、女性や運転免許未保持者でも乗車できるほか、トラックの代替輸送に活用することでCO2排出量の削減にもつながる。
「TRIKE CARGO」の共同開発では、2019年3月から複数の営業所でトライアルを開始し、実用化に向けて改良を重ねながら検証を進めた。その結果、取り回しを安易にするため車体を軽量化するなどの各種改良を実施したことで、安全性の担保や集配業務の効率化に一定の効果を見込めると判断し、本格導入を決定した。
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