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日通/米国日通が、シカゴ近郊に2.9万m2の新倉庫を建設

2020年10月02日/物流施設

日本通運は10月2日、現地法人の米国日本通運が、8月14日、イリノイ州ウッドデールで、新倉庫建設を着工したと発表した。

<ウッドデールの新拠点イメージ>
20201002nittsu21 520x291 - 日通/米国日通が、シカゴ近郊に2.9万m2の新倉庫を建設

<鍬入れ式の様子>
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<スピーチをする阿部米州ブロック地域総括>
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新倉庫建設の場所は、イリノイ州シカゴ近郊で米国内の産業全般の集積地域であり、特に近隣のオハイオ・インディアナ・ケンタッキー・テネシー州等は、自動車産業の集積地域となっている。

ウッドデール新拠点の開設により、自動車関連の顧客には荷姿変換や検品などの付帯作業やクロスドック等といった多様なニーズに応えるため、ロジスティクス機能を強化するとともに、グループ会社である Associated Global Systems, Inc.との施設共有を含めた拠点再編を行うなど、シナジー効果を図る。

開業予定は2021年1月で、業務内容は海運貨物の輸出入フォワーディング・CFS業務、国内トラック輸送業務、倉庫業務、引越業務、ホワイトグラブサービス。

また、竣工に合わせて、新拠点に現在ニューヨークにある米国日通本社を移転し、本社部門、営業部門、作業現場一体型の拠点とすることで、事業展開のスピード化・効率化を図り、米国内事業の強化を推進する。

日通では、米国でのロジスティクス機能を拡充し、経営計画において重点産業と位置付ける自動車や医薬品産業の取り組みを強化していくとしている。

なお、米国日通のシカゴ拠点は、中西部地域のゲートウェイ機能を担う米国の最重要拠点の一つとしてシカゴ近郊の3か所に施設を構えており、現在ウッドデールの自社倉庫では、放電加工機やプレス機械設備などの重量物を含む一般貨物の保管・配送などロジスティクス事業を展開している。

■新倉庫の概要
住所:800 North IL Route 83 Wood Dale, IL 60191, U.S.A
構造:鉄骨造、平屋建て、一部2階建て(事務所部分)
敷地面積:7万5952m2
延床面積:2万9498m2
(内訳)
倉庫面積:2万6377m2
事務所他:3121m2
主要設備:高床ホーム、天井クレーン、メザニン、24時間警備、CCTV 完備

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