SBSホールディングスは12月24日、SMCから、同社の子会社である東洋運輸倉庫の普通株式を100%取得し、東洋運輸倉庫を同社の連結子会社化すると発表した。
取得価格は72億円。
東洋運輸倉庫は東京臨海部の神奈川県川崎市東扇島、東京都江東区の若洲に大型倉庫を保有しており、SBSグループは、この地域で展開している既存倉庫と融合させることによって、長期的視点での倉庫開発を可能とし、将来的にこの地域でのグループの物流インフラのポテンシャルを最大化して、新たな顧客層へアプローチすることができるものと考えている。
株式取得によって、東洋運輸倉庫と共に、SBSグループが保有するさまざまなインフラ・ノウハウの共有、物流業務での協業とシナジー追求によって、企業価値を向上させる体制を整えていく。なお、株式取得後、SBSグループから役員を派遣する予定だが、東洋運輸倉庫の経営の継続性を尊重し、グループの一体化に取り組んでいく。
なお、SBSHDは国内人口の一極集中や電子商取引の進展に伴って、首都圏近郊の倉庫需要が拡大し、機械化・自動化等の高度な物流倉庫の必要性が一層進展するとの見込みから、SBSグループは東京臨海部での最先端倉庫への投資を積極的に進めている。
■異動する子会社の概要
名称:東洋運輸倉庫
所在地:東京都港区西新橋1-22-10 西新橋アネックスビル
事業内容:倉庫・通関・貨物運送取扱業 等
資本金:1億9100万円
設立年月日:1960年4月18日
大株主及び持株比率:SMC100%
2020年3月期の売上高24億3600万円、営業損益2億2000万円、経常損益2億2300万円、当期純損益1億5600万円
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