サカイ引越センターが1月29日に発表した2021年3月期第3四半期決算によると、売上高700億7900万円（前年同期比1.4％減）、営業利益71億2800万円（13.7％減）、経常利益76億7000万円（10.0％減）、親会社に帰属する当期利益51億5200万円（5.1％減）となった。
引越業界は、新設住宅の着工戸数や移動者数の減少、法人の転勤需要の減少などで、厳しい状況が続いている。こうした状況下で、インターネットの受注などを取り込む経営努力を行ったが、引越単価は、前年同期比で6.9％減少した。
一方で、作業件数が60万6615件（5.8％増）となったことから、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けながらも、売上高の減少幅を最小限に抑えた。
通期は、売上高1008億6200万円（0.0％増）、営業利益111億8900万円（0.0％増）、経常利益115億4000万円（0.1％増）、親会社に帰属する当期利益75億円（16.2％減）を見込んでいる。
