岩手県は3月29日、宮古市と盛岡市を結ぶ宮古盛岡横断道路(整備延長66km)が3月28日に全線開通したと発表した。
この道路は復興支援道路と位置付けられており、都市間の所要時間は震災前と比べて約30分も短縮し、沿岸と内陸の更なる交流連携の促進、迅速かつ安定した救急搬送、広域観光や物流の活性化など多くの効果が期待される。
また、宮城県仙台市と青森県八戸市を結ぶ復興道路である三陸沿岸道路(延長359km、うち岩手県内213km)は、3月20日の「侍浜IC~洋野種市IC」間の開通などにより、約9割が開通し、仙台市から田野畑村間と久慈市から八戸市間が自動車専用道路で結ばれた。今年中には三陸沿岸道路全線が開通する見込みとなっている。
岩手県内の復興道路・復興支援道路は東和~花巻間を除き無料で通行できる。今年4月からは東北デスティネーションキャンペーンも展開される。