大和ハウス工業/設計施工担当の5万8000m2生産・物流センターが岩手県奥州市で竣工

2025年12月11日/物流施設

大和ハウス工業は12月11日、設計施工を担当した東京エレクトロンテクノロジーソリューションズの「東北生産・物流センター」(岩手県奥州市)の竣工式が執り行われたと発表した。

<東北生産・物流センターの外観>
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東北生産・物流センターは、東京エレクトロングループ初となる半導体製造装置の生産と物流倉庫の機能を兼ね備えた施設で、建物は地上4階建て延床面積約5万8000m2。

2024年3月に着工、2026年4月の稼働を予定しており、大和ハウス工業が独自に開発した免震装置「DKB弾性すべり免震支承」を採用するなど、防災配慮型の施設となっている。

<免震装置「DKB弾性すべり免震支承」>
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県内外に点在していた物流倉庫を集約して生産の効率化を図ることでリードタイムを短縮するとともに、人材供給力不足やBCPへの対応など生産・物流現場の課題を解決し、柔軟性、効率性、対応力の強化を図る。

将来的には、マルチロボットによる自動倉庫を実装する計画で、物流エリアから出庫された部材を無人搬送車で生産エリアへ搬送し、モジュール組み立てから検査・梱包までの一貫工程を効率的に実施する。

世界的なデジタル化と脱炭素化社会を背景に、東京エレクトロンテクノロジーソリューションズが開発・製造する成膜装置は、今後も大きな成長が見込まれており、東北生産・物流センターの建設により、拡大する市場と多様化する技術ニーズに応え、生産・物流機能の集約を通じて製品をタイムリーに提供することで、中長期的な持続的成長と社会の発展に貢献するとしている。

■東北生産・物流センターの概要
所在地:岩手県奥州市江刺岩谷堂字袖山11-1(江刺フロンティアパークⅡ内)
延床面積:約5万8000m2
構造:鉄骨造/全免震構造
階数:地上4階
着工:2024年3月
建設費用:約240億円
用途:熱処理成膜装置・枚葉成膜装置の製造、物流倉庫

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