LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ユーピーアール/兵庫県の三木デポの第2倉庫を新設

2021年04月01日/物流施設

ユーピーアール(upr)は4月1日、兵庫県三木市の「upr 兵庫三木デポ」に第2倉庫を新設したと発表した。

<第2倉庫外観>
20210401upr1 520x391 - ユーピーアール/兵庫県の三木デポの第2倉庫を新設

<第2倉庫内観>
20210401upr2 520x391 - ユーピーアール/兵庫県の三木デポの第2倉庫を新設

兵庫三木デポに第2倉庫を新設したことで、兵庫三木デポ全体としては2922m2増床、収容可能パレット数は6万枚増加した。新倉庫では、電動(EV)フォークリフトの導入や構内照明器具のLED化によるCO2(二酸化炭素)排出削減、さらに使用電力をすべて再生可能エネルギーで賄うといった、環境負荷低減活動に従来以上に取り組んでいく。

増床に伴い追加導入した電動フォークリフトは、従来の液化石油ガス(LPG)を動力とするフォークリフトと比べて、CO2排出量を約80%削減する効果がある。1台あたりの削減効果は、杉の木約680本が1年間に吸収するCO2の量に相当する。

同社は今後も、フォークリフトの追加導入や、 既存機器の老朽化に伴う入れ替えの際、 電動フォークリフトへの切り替えを順次進めていく。

第2倉庫新設に伴い、構内全体にLED照明を採用。LED照明の使用により、同社のデポ運営においては、従来使用されていた水銀灯と比べて約半分の消費電力で同程度の明るさを保つことができるため、CO2排出量を抑えることができる。第2倉庫のLED照明導入によるCO2排出量の削減効果は、従来の照明を使用した場合と比べ、杉の木約580本が1年間に吸収するCO2の量に相当する。構内の照明や電動フォークリフトの充電など、第2倉庫の運営に必要な電力はすべて、「グリーン電力証書」システムを活用した100%再生可能エネルギーを使用する。

この第2倉庫新設を契機に、兵庫三木デポを全国各地の同社デポのロールモデルと位置づけ、他のデポにおける水平展開や、さらなる持続可能な物流の推進を目指すことで、同社は事業活動を通じてSDGsの実現のための経営を行っていくとしている。

なお、同社は、各地の顧客にレンタルパレットを迅速・効率的に提供するため、全国193か所にデポ(物流拠点)を設置している。

■概要
名称:upr 兵庫三木デポ
所在地:兵庫県三木市志染町戸田字中尾1838-296
建物床面積:9942m2
収容可能パレット枚数:17万枚
開設年月:2016年10月
第2倉庫 稼働開始日:2021年4月1日

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース