ユーピーアール(UPR)はこのほど、温湿度管理の無人化を実現したとして、備蓄米の保管を行っている日本梱包運輸倉庫の事例をホームページで公開した。
これまで人手で行っていた温湿度管理の業務に、24時間計測・管理するUPRのIoT遠隔監視ソリューション「みえーるど」を導入したことで、無人化できたという。
「みえーるど」は、ワイヤレスデータロガーを活用し温度と湿度を計測・管理。医薬品や食品、化学薬品などを保管する倉庫の温湿度計測場所からLTE通信を利用し、UPRのクラウドサーバーに監視・計測データを自動で送信する。
これまで日本梱包運輸倉庫の備蓄米の保管では、定期的な目視による温湿度管理をしており、倉庫までの移動や巡回記録に時間がかかっていた。
温湿度の逸脱を迅速に確認できないと食品ロスにつながる可能性があるほか、高所での作業を伴う場合は落下などの危険性もあった。
導入後は、複数拠点の温湿度を一括管理でき、管理に伴う食品ロスやケガなどのリスクも避けられるようになったという。
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