DHLエクスプレス(DHL)は4月12日、アジアパシフィック地域と米国・欧州間で高まる輸送ニーズに対応するため、 フライトネットワークを増強したと発表した。
<DHLエクスプレス アジアパシフィックは、カリッタエアとエアロロジックによる運航ルートを新たに追加>
飛躍的に拡大する貨物ボリュームに対応するため、ボーイング777貨物機による合計で週2350トンにおよぶ貨物キャパシティを供給し、配送スピードを向上させる。
DHLエクスプレスのパートナー航空会社であるカリッタエアが運航する専用機の一部は、米国からシンガポールのDHLエクスプレスサウスアジアハブまで、シドニー経由で週5便運航する。その後シンガポールから香港および日本を経由し、米国に帰着する。加えて、カリッタエアはシンガポール・シドニー間で新ルートを週6便運航する。
他に、DHLエクスプレスとルフトハンザ・カーゴによるジョイントベンチャー、エアロロジックによる運航機が週6便、ライプチヒから香港とシンガポールへ、バーレーンを経由するルートで運航する。
シンガポールでカリッタエアとエアロロジック両便の搭載貨物を乗せ換えられるスケジュールを組むことにより、アジアの各地域や米国、欧州向けにビジネスの拡大を図るオセアニア地域の顧客への存在感を高める。新たな専用便と機材はシンガポールのサウスアジアハブを戦略的ハブとして活用することで、顧客へのサービスのさらなる強化を図るとともに、国境を越えた商取引を促進するとしている。