スマートロボティクスとACCESSは6月30日、ドローンポートから個人宅の玄関先までの配送を行う地上配送ロボット(UGV、Unmanned Ground Vehicle)の試作機を共同開発したと発表した。
開発した試作機は遠隔操作型で、最大200mm×300mm×350mm、5kgまでの荷物を積載可能。ドローンがポートに降ろした荷物をロボットから伸びるアームが真空パッドで吸着し、本体上部にマウントして個人宅まで搬送する。
ドローン配送ではポートを設置できる場所が空の開けた場所に制限されるため、ポートと個人宅が離れていることが多く、ポート~個人宅間の配送無人化が課題となっている。
両社は、この試作機の開発を機に共同でUGVの研究開発を進め、物流用ドローンの社会実装におけるドローンポート~個人宅の玄関先までの配送課題を解決していくとしている。
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