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産業ファンド/厚木市の物流施設建替え、冷凍冷蔵倉庫を建設

2021年07月07日/物流施設

産業ファンド投資法人は7月7日、保有資産である「IIF 厚木ロジスティクスセンターⅢ」について、再開発事業の実施を決定し、本日付でこの事業に関する定期建物賃貸借予約契約を締結したと発表した。

<イメージ>
20210707sangyo1 - 産業ファンド/厚木市の物流施設建替え、冷凍冷蔵倉庫を建設

<別の角度からの再開発物件イメージ>
20210707sangyo2 - 産業ファンド/厚木市の物流施設建替え、冷凍冷蔵倉庫を建設

同社は、外部成長戦略の一環として、既存物件の再開発の取り組みを推進している。この戦略に則り、この物件の長期安定的な収益基盤の構築と競争力向上を目的に、再開発後のテナントを確定した上で、この物件の既存建物を解体すると共に、新たにこの物件敷地上に冷凍冷蔵倉庫を建設し、これを取得する予定だ。

この開発事業で、「冷凍冷蔵倉庫への建替えによる物件競争力向上」「未利用容積率の消化によりアップサイドを実現し、NOIと鑑定評価額(含み益)を向上」「優良テナントとの長期の定期建物賃貸借予約契約の締結(契約期間15年)」を目指している。

<現状と再開発後の比較>
20210707sangyo3 520x386 - 産業ファンド/厚木市の物流施設建替え、冷凍冷蔵倉庫を建設

この事業により、この再開発物件の鑑定評価額(調査価額)は 70億3000万円(38億3000万円増加)、含み益は 25億9700万円(含み益率+58.6%)となり、再開発前と比較し大きく向上する予定。

なお、このテナントは本投資法人が保有する IIF 昭島ロジスティクスセンターの賃借人でもあり、この事業は本テナントとのこれまでの良好なリレーションを活かしながら協議を重ねたことにより実現に至ったプロジェクト。

結果として、再開発後のテナントを予め確保した上で開発利益を外部流出させないオンブックでの再開発に取り組むことにより、本物件の収益拡大、長期安定的な契約の継続、資産価値向上の実現及び本テナントとの更なるリレーション深化が同時に可能となるとしている。

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