エミレーツスカイカーゴは7月26日、東京で開催される国際競技大会に向けて、馬術競技の出場馬247頭を計8回の運航便で羽田国際空港へ輸送すると発表した。
使用される最新で効率的なボーイング777-F貨物機は、1回のフライトあたり約100トンの貨物を輸送することができる。計8回のフライトに分けて、馬を輸送するために特別に設置される131のストールに加え、飼育員59名と特別用具100トン、馬にとって最も重要な飼料と見ず20トンを運ぶ。また、競技大会後の出場馬は羽田国際空港からリエージュに戻るために、往路同様、8回のチャーターフライトで空輸する。
飛行中、馬は特別に設置されたストールの中で快適に過ごすことができる。飼育員が同乗し、馬に適切な食事と見ずを与える等の世話をする。
馬術競技の出場馬36頭を乗せた第1便は、すでに羽田国際空港に到着している。この特別チャーター便は、国際的な競走馬輸送のスペシャリストであるピーデン・ブラッドストック社と協力して運航されている。
エミレーツ航空は、世界6大陸の国際的なスポーツ大会へ出場馬を数10年間輸送してきた実績がある。また、タイトル・スポンサーとして世界有数の競馬イベントを支援しており、ドバイを拠点とする競走馬訓練場「ゴドルフィン」のスポンサーも務めている。
エミレーツスカイカーゴでは、最新型ボーイング777-F貨物機を保有しており、飛行中の馬がストレスなく快適に過ごせるよう、訓練を受けたチームが輸送を担当している。なおエミレーツスカイカーゴは IATA 動物輸送規則(IATA Live Animals Regulations)をはじめとする本国および国際機関が定める動物輸送に関する規則を遵守している。